2017年7月30日日曜日

リハビリの効用

2016年のこと。
入院している実家の母におつき合いして、病院のリハビリ室に行ったんである。ぼーっとながめているのも退屈だから一緒にまねしてみた。
500グラムの重りをつけた用具を両手に持ち、膝の上から肘をまげずに上げ下げするとか、たとえばそんなメニュー。母のゆっくりリズムで10回×3セット程度ほど。途中でもゆっくり休むから、運動時間は正味15分くらいか。各種のメニューが全部終わるまで40分ほど。これが午前と午後の2回。とまあわりに簡単なメニューのようです。




それでも母は、病室にもどってくると疲れたといい、腕が筋肉痛になるんだとか。入院生活も1ヶ月あまりになる。持病の腰痛に加え、手足の筋肉も弱ってきてるからこたえるのだと思う。

さてその翌朝。布団からおきあがったとき、私の腕と足のももの裏あたりが重く、みょうにだるい。
げっ、これはまさしく筋肉痛。弱ってるのは、私もかい。
日頃の運動不足と、お年頃ってやつですかね。
あれくらいのリハビリじゃあ、さしたる運動量でもなかろうと思ったのだが、これは現状の筋肉の実験結果である。しんしに受け止めねばなるまい。うむ、これからは、リハビリ室に親子でご厄介にならねばと思ったしだいである。

ところで、リハビリ中にバックミュージックを流すのだそうで、リクエストした曲をYouTubeで検索してかけてくれるという段取りになっていた。
理学療法士の方が母に「今日はどんな曲がいいですか?」とたずねる。
私の予想では、菅原洋一の『今日でお別れ』、東京ロマンチカ『小樽のひとよ』、水原弘『君こそわが命』あたりですなと思っていたのだが。

母いわく「ビリーバンバンの『白いブランコ』をお願いします。」
しかも「あれは倍賞千恵子も歌うけど、やっぱりビリーバンバンのがいいですね」だと。
へえ、こんなわりあい新しい曲を好んでいたとは。しかも、歌手にも詳しいではないか。
一人暮らしが長い母。ラジオをよく聞いているといっていたのだが、かような音楽のご趣味がおありだとは知りませなんだ。

私、EXILEとか苦手だし、といって今時分の音楽を聴かんもんなあ。これじゃ新しい世界がひらけませんわな。
さて、もしも私なら、リクエスト、なににするだろう?

あ、そういえば以前、私が鼻の手術をするときにも看護師さんにリクエストOKといわれたので、「上方落語の『初天神』」を所望したら、さすがに手元が狂うからと却下されましたっけ。TPOは、わきまえなくっちゃだわ。(記:2016年7月16日)

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