「くさっても鯛」とかもうしまするが,この場合「へたっても絹」というべきか。手芸などの飾り物を作るのが苦手な私ですが,えり元を飾ったネクタイ時代の後は,こうして花瓶の上でもう一花咲かせてみるのも,なかなかによいものだと思ったしだい。
それにしても,ネクタイを解体するのはおもしろうござりました。中身は,下の写真のようなごつい布が芯になっておりまする。 こうしてみると,この芯地とて,まだ白くてきれい。痛んでもおらぬ。となれば,いずれなにかしらのものに使えそうでありまする。新たな布地を貼り合わせて新ネクタイを作ってみるのもよし。ケガをしたときの包帯がわりにだってなるかもしれないではないか。だいじにしまっておこう。
かくして,またタンスのなんとやらを増殖させると危惧する声が…,聞こえてきそうでござりまする。


もうすでにお気づきの方もおられるかもしれませぬ。じつは,花瓶は適当なものが見あたらぬゆえ,今は使用していない,キッコーマン印がついてる醤油差しの赤いフタを取って代用。
この醤油差し,ちょうど手で持つところがくびれており,いいあんばいにチビネクタイのおさまりをよくしてくれました。
というわけで,こちらも洒落た花瓶になったように思うのですが,いかがなものでござりましょう?
こうして,机の上のネクタイの花をながめつつ,
「ぼちぼちアタクシもウンジュッ歳のお年頃。このままボッしてしまってよいものか?
いいえ,まだまだこれからですとも。 そうそう,アタクシだって,もうひと花咲かせましょうぞ」。
…なあんて,ひとりほくそ笑み,気をよくしているお調子もんの私である。(その21/記:2007年5月31日)

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