分子模型の五段飾り
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そこで,ちょっと一工夫。右の写真のような分子模型をならべたひな壇を作ってみました。なんつーか,自分でも不思議な光景に思えますが,どんなもんでしょうねぇ?
そういえば,ずっと前,実家の母へのおみやげに,初めて自分で作った発砲スチロール製の分子模型を持っていったら,母はとてもだいじに扱ってくれたものとみえ,仏様にその分子模型をお供えしてくれたことがありました。
つまり,仏様の前には,一緒に持っていったおみやげの青梅せんべいとともに,水分子やら二酸化炭素分子がちょこんと並んでいるというわけです。
ありがたいというか,場違いというか。
あの風景を見たとき,なんともいえん気持ちになりましたが,この「分子模型飾り」は,ちょうどそれに似たような感じもいたします。
ところで,ひな人形や五月人形のならべ方にはルールがあるようなんですが,この場合,どうなんでしょう。
私は,塩野広次さん(千葉:小学校の先生)が作られた「お弁当箱型の分子模型」を
まねて,藤森行人さん(東京:小学校の先生)にも好みを聞いたりしながら,ならべてみました。
一番下の5段目には,飾ったらかわいいだろうなあってことで,子犬みたいなエチルアルコールとメチルアルコールを左右に配しています。
また,五段目のまん中にあるのは「笑気」の分子模型です。
【笑気】
この気体を吸うと気持ちよくなって,自然に笑った顔になる。そこで,「笑気」と名付けられたが,歯科治療の麻酔鎮痛剤として使われる。(サイエンスシアター『分子模型で見る-気体・液体・固体の世界』/仮説社 刊/特製「分子模型すごろく」の解説文より)------------だそうです。
ところで,五月人形には「鍾馗(しょうき」という疫病神をのぞく神で,髭をはやしたちょっと強面のお人形もあるそうなので,その「しょうき」にかけて,こちらも「笑気(しょうき)」の分子模型にしてみました。なーんてね。「笑う門には福来たる」ともいいますから,いかがかと。
なになに,こんなシロモノ,とても正気のさたではないとおっしゃるかな?(その5/2005年2月19日 記)
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