2017年7月14日金曜日

机下の足下暖房法

しんしんしん…
冬,机の下が寒い。
すわってじっとしているところだけに,
なんとかして暖める方法はないものかと,
毎年さまざまな暖房方法をためしてきた。その模様をお伝えしようと思う。








1.長靴型スリッパ

★革製のスリッパ
底も側面も毛でびっしり
【長所】
・ はいたまま,足が自由になる。立ち上がってトイレにいくことだってできる。
  ただし,この長靴スリッパをはいたまま,トイレのスリッパをはくことになるの  で,トイレのスリッパが 大きくないとうまくはけない。)
・ 足の裏だけでなく,くるぶしあたりまでおおってくれる。
【短所】
・ 期待しているほどの暖かさがない。
・ かかとまではまあ暖かいが,ひざあたりはカバーできないのが残念。
・ 材質がボア製のものと革製のものをためした。革の方がずっとあたたかいものの,ちょっと玄関先まで出ようというときなど,脱ぎはきがめんどう。


…ああ,靴底と側面もあったかい室内靴,だれか発明してくれないもんかのう。
★ボア製のスリッパ
わりと安かった












2.レッグウオーマー
そこで,こんどはレッグウォーマーを自作。これでどうだ!
生地は,厚手の赤いキルティング地。レッグウオーマーをベルトでつり下げたみたいな構造。さながら,もんぺの足だけみたいなシロモノ。
見栄えからすると,たしかにすさまじいものがある。「ださいアイスホッケー用防御服」の感あり。
しかし,暖かさは上等。長靴型スリッパの上からこれをはけば,最強の暖を得られるのだ。さらに,腰のベルト部分には,はめはずしできるように,金属のバックルを装着。
なお,腰部が開いているのにはわけがある。
ズボンの上からはくのでもたつかないようにするためと,「股間が蒸れない」という,素晴らしい“知恵と技”の結晶なのだ。
 だが,悲しいかな,やはり脱ぎ履きに手間どるのだった。布団に入って,ちょっとごろんと横になりたいときなんかこの重装備では不便きわまる。
そういえば,脱ぐのももどかしくそのまま布団をかぶって寝てしまったこともよくあった。
 





足は、動いちゃいかんのです。
3.足温器
もはや自分の体温のみで暖をとろうというのは限界なのにちがいないと考え,電力に頼ることにする。
それには,ズバリ足温器でしょう!
さっそく購入。足の自由は制限されるものの,これはさすがにあったかい。心地よすぎて眠くなるほどである。
ただし,これも膝や腰回りはカバーできないので,毛布を腰に巻いて対処することにした。この毛布は,わざわざ新品を買い求めるまでもあるまいと,普通の綿毛布を巻いたら,えらく重い。立ち上がってうろつくと毛布はずり落ちてくる。何度も巻き直しをしなければならないはめになるのだった。


4.ミニホットカーペット
座布団がずれるのが玉にきず
そして今年,ホットカーペットを試みる。
小型のホットカーペットを足元に敷き,その上に座布団をのせるというもの。この「座布団」が実に効果的なのである。
カーペットと座布団の間に足をつっこんでいるので,足の甲のあたりも暖まり,足の動きも自由がきく。
ただし,膝方面のぬくもりはないので,毛布でカバー。その毛布も新調した。ユニクロの小型毛布。ヒートテックとかいう生地だそうで,メーカーによれば,なんでも「 体が発する水蒸気を吸収し、素材そのものが暖かくなる」のだそうだ。材質はアクリル60%・レーヨン40%
これは,綿毛布より暖かく,なめらかな肌ざわりとともに,軽い。お値段も軽め(3000円弱)。これなら,腰に巻いてもなんとか身動きがとれるというものである。 




5.あらたなる試み

ところで,まだ反射板みたいな暖房器具をためしていないが,どんなもんだろう?
あれを机の下の膝の前に置いてみたらどうか? あれはそもそもあったかいだろうか? じゃまにはならんのか?
…こうして来年も,さらなる机下足元暖房を求め,あくなき研究が続くであろう。

【追伸:研究のあとしまつ】
長靴型スリッパのその後。ボア製は,はきつぶして壊れた。革製品は室外用にはいてみたが,しょせんスリッパ,靴の中が広すぎてぶかぶか。室外を歩くには不向きらしい。しかもバックスキンゆえに雨に弱いときてる。でもじつはこれ,もととも室外用の靴として販売されていたものなんですけどねえ…。
はて,これじゃあいったいどこではけばいいのだあ?
といって,捨て置くにはもったいない。そこで,あったかさは間違いないのだから,散歩用としてはくことにする。ただし,厚い靴下で靴内の空間を調節し,「晴天」限定使用。

なお,自作レッグウォーマーは分解して使い道のない布きれとなっている…はずであるが,なぜか見あたらない。ドキッ!,すてたかも? ついで,足温器は只今押入の粗大ゴミ。

…というわけで,「研究にムダはつきもの」といいたいが,報われたらの話だろうなあ,たぶん。

 
 これは,綿毛布を巻いているときの失敗例。このときは革靴スリッパもはいていたから,玄関下駄がはきにくいのなんの。宅配屋さん,しどけない姿ですみませぬ…。(その18/記:2006年12月6日)

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